アンチ・ドーピング啓発活動のため札幌へ

 7月末と8月の頭に、石狩市で行われた「全国高校総体」のソフトボール競技会場にて、アンチ・ドーピング アウトリーチ活動を行ってきました。

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 私が参加させて頂いたのは、8月6日(日)のみでしたが、北海道薬剤師会の委員&スポーツファーマシスト(スポーツ薬剤師)として有意義な時間を過ごせたと思います。

 今回は薬剤師会の委員の方だけでなく、地域の参加希望のあるスポーツファーマシストの方々とご一緒できたので、それもまた良い機会でした。

「アンチ・ドーピングって何ですか?」と思った人は、
過去記事にあるので時間があるときにチェックしてみてください ↓

スポーツを頑張るあなたへ!【ドーピング違反を防ぐ方法】

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アンチ・ドーピング アウトリーチ活動

 「アウトリーチ」とは、『さまざまな形で、必要な人に必要な情報を 届けること』を意味します。

 伝える方法は様々かと思いますが、今回は北海道薬剤師会としてブースを設置し「アンチ・ドーピング資材の配布」&「アンチ・ドーピングについての啓発活動」を行っています。

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 以前、「ドーピングガーディアン」というカードゲームを使用した体験会を「社内」と「帯広市の講習会」で行いましたが、こういったこともアウトリーチ活動に含まれるのかなと考えています。

 過去記事参照 ↓
【ドーピングガーディアン体験会】

 活動を行ってみて、小児から高齢者まで「ドーピング」という言葉には馴染みがあっても、身近にある医薬品やサプリメント、健康食品、食品などに「禁止物質」が含まれている認識はうすいなと感じました。一昔前まで、「うっかりドーピング」(※1)と称されていた「意図しないドーピング」がここに当たる部分かなと思います。

 本来であればアスリート自身が自分が摂取するものに責任を持つ必要があるため、禁止物質をすべて把握してほしいところですが、禁止物質の数は膨大で変更されることも多く、すべてを把握することはまずできません。

 「スポーツファーマシスト」と呼ばれる"薬剤師"を上手く活用して、ドーピング違反による「資格喪失」「資格停止」を防いでいきましょう!

(※1) 「うっかりドーピング」とは、禁止物質が入っている薬やサプリメントを知らずに服用してドーピング検査に引っかかってしまうことです!(※意図しないドーピングともいいます)

本店 薬剤師 大野伴和

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