ステロイドについて

2018.6.15 お薬

北海道もいよいよ本格的な春を迎え、これからアウトドアでレジャーを楽しむ機会も増えると思います。かゆいイメージ
ただ、気をつけてはいても、思わぬ虫さされや草木によるかぶれ、紫外線によるトラブルなどで、皮膚科を受診することもあるかもしれません。
症状が強い時は、「ステロイド」という種類の塗り薬が処方される場合もあります。

「ステロイド」という薬とは


ステロイドどんな薬か詳しくは知らなくても、「強い薬」「怖い薬」「副作用のある薬」というイメージを持っている方は多いと思います。
ステロイドは、体のアレルギー反応や炎症を、とても効果的に抑えてくれるお薬です

ステロイドの間違った使い方・副作用


ステロイドを塗るイメージステロイドは、確かに副作用の可能性がありますが、それはステロイドが特別危険な薬というわけではなく、どのお薬にも共通して言えることです。
おそらく、塗り薬の場合は副作用が出た場合に見た目の印象が強いことや、一部のステロイドがドーピングに使われニュースになったりする事もあり、特に危険な薬という印象を強くしているのかもしれません。
塗り薬による副作用は、指示された使い方を守らなかったり、誤った使い方をした場合がほとんどです。
ステロイドを処方されても、自己判断で使用をやめてしまうと、症状が悪化し、かえって治療が困難になることもあります。

ステロイドの回数、日数について

お医者さんの指示を聞くイメージ

ステロイドの作用の強さには、薬の種類によって『弱い』ものから『最も強力』なものまで5段階あります。
どの段階のステロイドを使うかは、症状や薬を使う場所によって決まります。
例えば、手足よりも顔の皮膚は薄くて薬を吸収しやすいので、同じ症状でも顔には手足よりも弱いステロイドが使われます。
また、1日に薬を使う回数、使う日数、場合によっては、塗る量まで決められている事もあります。
1日に2回朝とお風呂上りに、強いステロイドを3日使ったら、次は中くらいのものを1週間、というようにです。
早く治りたいからと決められた回数以上に使ったり、決められた場所以外に使ったりすると、副作用が起きる可能性が高くなります。

医師に決められた使い方と使用期間をしっかり守ること、
それが副作用を防止し、辛い症状を早く治療するために必要なことなのです。

<炎症を抑えると言われている食材>

≪青魚≫
オメガ3脂肪酸は、青魚が多く含まれており、この成分に含まれているDHA:ドコサヘキサエン酸 EPA:エイコサペンタエン酸が炎症を抑えると言われています。青魚サンマ
~1日の目安量~
男性平均:約2200mg
女性平均:約1900mg
鮭の含有量 80gの一切れあたり 約736mg

≪トマト≫
トマトには、リコピンが豊富に含まれてます。
この成分には、抗酸化作用があり、消炎作用の効果がみられると言われています。
炎症を抑えるトマト~1日の目安量~
男女ともに:15mg
トマトの含有量 1個150gのトマトあたり約 5mg

≪ブルーベリー≫
ブルーベリーには、アントシアニンが豊富に含まれてます。
この成分には、抗酸化作用があり、沈静化の効果がみられると言われています。
炎症を抑えるブルーベリー~1日の目安量~
男女ともに:40mg
ブルーベリーの含有量 10gあたり(1個1~2g) 約 33mg