運動について

運動のイメージ

日本人の約2/3近くの死因となっている生活習慣病は、食生活のみにより、引き起こされるものではありません。運動不足や喫煙、肉体的・精神的ストレスなども原因の1つです。その中でも、運動不足は過食との相乗効果によって肥満を招きやすく、さまざまな病気を誘発します。生活習慣を改善するためにも、日々の生活の中に運動習慣を取り入れていきましょう。

運動をするうえで大切なのが、運動を継続して行い、習慣化していくことです。

いくら1時間や2時間ウォーキングしたとしても、それが1度や2度でやめてしまえば意味がありません。出来れば週3回、1日おきくらいのペースで続けていくのが望ましいです。しかし、運動の大切さも、続けていかなくては意味がないことも、多くの方が理解していることだと思います。解っているのに続けられない、それが運動です。そこで、改めて「運動をしよう!!」とするのではなく、まずは今の生活を一工夫し、運動不足を解消していくことから始めてみてはいかがでしょうか。

忙しくて運動する時間がとれない・・・そんな方へオススメ

日常生活の中でちょっとひと工夫

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運動の種類

運動には大きく分けて、息をとめて「グッ」と力を入れる短時間で行う"無酸素運動"と、逆に息を止めずに長時間行う"有酸素運動"の2つがあります。これら2つの運動は、それぞれ違う役割があります。

有酸素運動 無酸素運動
特徴 酸素を取り入れながら、継続的に弱い力を筋肉にかけ続けることで、エネルギー源として、体内に蓄えられている体脂肪を燃焼してくれる効果があります。 酸素を必要とせず、瞬間的に強い力を必要とし、体内にあるグリコーゲン※をエネルギー源として使い、筋肉をきたえることが出来ます。※グリコーゲン...ご飯などの炭水化物(ブドウ糖)を食べた時に、エネルギーとして使われず、余ったものがグリコーゲンとして、「いざっ!」という時のために肝臓や筋肉に蓄えられます。
運動 ・ウォーキング ・軽いジョギング・エアロビクス・エアロバイク・ゆっくりとした水泳 dayorivol24_05.png・筋肉トレーニング
・短距離走
効果 体脂肪を燃やす心肺機能が強くなる。 ・基礎代謝量が増える(太りにくい体になる)
dayorivol24_07.png ・体型にメリハリがつく。
注意点 水泳やジョギングなどの有酸素運動も激しく行えば(息があがるほど)無酸素運動になってしまう dayorivol24_08.png高齢者や高血圧などの疾患がある人は、運動中の心臓発作などの危険を伴うため控えなければならない

生活習慣病を予防するだけではなく、ダイエットを目的とする場合は、両方の運動を組み合わせていくことが、成功へのポイントになります。

見直されるラジオ体操

子どもの頃、誰もが一度はおどったことがある、昔ながらのラジオ体操が、最近見直されてきています。ある大学の教授は、「ラジオ体操は、全身偏りなく、どの部分の筋肉にもアプローチしてある、よく考えられた科学的な体操」と絶賛するほどです。

~きちんと行うと~

  1. 脂肪燃焼のイメージ 肩こり、腰痛、便秘解消
  2. 脂肪燃焼、セルライトを減らす
  3. 美しいボディーライン(美脚、くびれ、小尻、二の腕、背中の引き締め

などの効果が期待されます。