新型コロナウイルスにまつわるトラブル

2020.7.29 薬局だより

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新型コロナウイルスにまつわるトラブル①

マスク皮膚炎

 ウイルスの対策などでマスクを着用する機会と時間が格段に増えています。その影響により「ニキビが出やすくなった」「口の周りに湿疹のようなのが出てきた」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。この先も夏場の高温時にマスク装着の影響や、インフルエンザの流行期にはさらに装着時間は多くなると思います。マスクに関しての皮膚トラブルを中心に、原因や対処法に関して並べてみました。

【ニキビ】

原因:生地との擦れで角層が厚くなり、アクネ菌が増殖しやすくなります。

経緯:角層が厚くなると、毛穴の入口が詰まって皮脂が溜まり白ニキビが発生します。

【湿 疹】

原因:ニキビ同様に生地との擦れで炎症が起こり、蒸れにより悪化します。

経緯:角層が厚くなると、バリア機能が低下。通常は刺激にならない物質が表皮に入り込んで炎症が生じ、さらにマスクによる蒸れで悪化します。

【その他】
〇アトピー性皮膚炎を持っている方が症状の悪化する場合もあります。
〇マスクを外した直後は肌表面の水分が蒸発し乾燥が進行します。
  ⇒乾燥によるバリア機能低下により口唇ヘルペスができやすくなります。

 対 策 

〇 シンプルで丁寧な保湿
〇 擦れを出来るだけ少なくする
  (やわらかいマスクやコットンを使用する等)
〇 口の周りに汗をかいたら、こまめにふき取る
〇 食事や睡眠の見直しでインナーケアする

  治 療  

〇 洗顔
 やさしく洗う・・・手で泡を動かして汚れを落とすイメージ
〇 ニキビ肌
 たっぷり保湿する。抗炎症作用のある成分配合のものもオススメ
 ただし、殺菌タイプはNG。強力に殺菌すると肌の菌のバランスが崩れて肌荒れにつながる
〇 湿疹
 保湿クリームのみで良い。(美容液等は肌にとって刺激になることも)
 セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、グリセリン等、ヘパリン類似物質等が入っているクリームも良い

新型コロナウイルスにまつわるトラブル②

ブルーライトの目への影響

 スマートフォンの普及等で目や体の不調を訴える方も増えていますが、このウイルスの影響でテレワークやリモート会議が頻回におこなわれるようになり、PCやスマートフォンをみる時間が大幅に増えているのではないでしょうか。今後もウィルスの影響は続くと見られます。
 今一度PCやスマートフォンの目への影響を考えてみましょう。

【ブルーライトとは】

 380~495nm波長域の可視光線で、紫から青色に見えます。太陽光にも豊富に含まれ、体内時計のセットや気分を高める、注意力を高める、といった利益をもたらします。眼に入るとほとんどが角膜や水晶体を通り抜け、網膜に達することが知られており、網膜への影響が心配される声もありますが、今のところは人間の目に特定の病気を引き起こしたという研究はありません。

【人間の目や生活への影響】

影 響 : 体内時計に異常をきたします。
状 態 : メラトニンの分泌量が少なくなります。

影 響 : 目の疲労やピントが合いにくくなります。
状 態 : 目に存在し青い光を吸収する物質のルテインが消費されます。

 対 策 

〇 ブルーライトをカットするフィルター等を取り付ける。

【液晶画面を見続けることによる影響】

 症 状 : 目のかすみや疲れ。VDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)症候群

 原 因 : まばたきの回数がデジタル機器を見続けることで1/2~1/3になることによります。

 対 策 

〇 PC等の機器スクリーンから腕1本分離れる。少し見下ろすような位置にする。

〇 目の乾きを感じたら、人口涙液の点眼や室内加湿器を使用する。

〇 20分に1回、20フィート(およそ600m)以上離れたものを20分以上見る。
(20-20-20ルール)

〇 グレア(まぶしい光)を低減する。マットやフィルムを使用する。

〇 周囲の明るさと画面の明るさの差を少なくする。