" くすりのこと "(in 腎臓病料理講習会)

2018.5.15 勉強会

 平成30年5月13日(日)にとかちプラザで上記講習会が開催されました。

 今回はありがたいことに主催者側からお薬の話もお願いしたいというお話があり、期待に応えられるように資料の作成をさせて頂きました。

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スライド資料(suzurannokai20180513.pdf
 

 P_20180513_040029_vHDR_On.jpg 前半は、主に『薬の飲み方』について、食前・食後といった服用のタイミングについてのお話や、食事の影響を受ける薬、飲み物と飲み合わせの悪い薬など一般的なお薬の話をさせて頂きました(他、お薬の服用期間、飲み忘れ防止のための方法など)。

 前半の部終了時に一度質問を受けさせて頂きましたが、参加者の皆さんの積極的な質問が多数あり、とてもありがたかったです。

 後半は、自分の腎臓に対する思いも加えながらお話をさせて頂きました。前半部分より、若干難しくなってしまったかもしれませんが、伝えたかったことは、①医療用の医薬品でも、市販薬でも慢性腎臓病では注意が必要な薬があるので、新しい薬が追加になった際には注意してほしい ということと、②普段から自分の腎機能(血清クレアチニン、標準のeGFR、個別のeGFR)を把握しておくことで、薬が追加された場合にも安心 ということです。

 是非、普段から自分の正確な腎臓の働きを把握し、病院・薬局に行った際には伝えられるようにして欲しいと思います。

腎臓病薬物療法認定薬剤師・腎臓病療養指導士  大野 伴和