医療薬学会シンポジウム5 2016年9月17日

2016.9.17 研究発表

「在宅医療における高齢糖尿病患者教育への課題」yakuken15a.jpg

日程:2016年9月17日
場所:国立京都国際会館
研究者:浅野 逸郎

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Agenda

  • 十勝 まつもと薬局の紹介
  • 症例提示
  • 調剤以外の取り組み
  • まとめ

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症例①

86歳女性 夫と二人暮らし 娘 別居
症例報告のため、詳細は割愛させていただきます。

症例②

78歳女性 独居
平成Xから内科に糖尿病のため通院中である
症例報告のため、詳細は割愛させていただきます。

症例③

69歳女性(154cm、63.6㎏、26.81kg/㎡)
HbA1c(NGSP):8.5%
推測Ccr 75.1 ml/min
CKDステージ2 eGFR61.9 ml/min/1.73 ㎡
一人暮らし、要介護1

受診診療科:
A病院泌尿器科      まつもと薬局 本店
B病院内科(糖尿病)   まつもと薬局 西6条店
C病院精神神経科     A薬局 

居宅療養管理指導の経緯

平成X-2年2月にC病院の訪問看護師からの連絡あり。
3つの診療科へ受診。
それぞれの薬局で一包化調剤。
訪問看護師が患者宅でホッチキス留めをしてお薬カレンダーにセットしていた。
作業だけで多くの時間がとられてしまうため薬局へ依頼あり。

治療経過

症例報告のため、詳細は割愛させていただきます。

アプローチ

不眠時の過食
⇒低カロリー商品の利用(まつもと薬局で購入、栄養士介入あり)

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高齢糖尿病患者教育への課題(まつもと薬局における)

  • 自宅へ訪問することで残薬、服薬アドヒアランスの低下を発見できることがある。
  • 通常の調剤・監査のみならず、介護保険の有無、介護サービスの利用などの確認が必要である。
  • 患者の変化に敏感に反応して、居宅療養管理指導導入の時期を見極める必要がある 。

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まとめ

  • 地域包括ケアの保険薬局薬剤師の役割。
  • 処方以外の関わり。
  • 高齢糖尿病患者のこだわりへの個々の対応。
  • 多職種連携ツールの認知度向上。