まつもと薬局便り第26回アレルギー性鼻炎・花粉症

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アレルギー性鼻炎・花粉症はアレルギー性の疾患で、くしゃみ、水様性鼻漏、鼻づまり(鼻閉)が主な症状としてみられます。のどのかゆみや咳、目のかゆみを伴うこともあります。通年性と季節性に分けられ、後者はすなわち花粉症と呼ばれます。

最近では、アレルギー性鼻炎のお薬で、市販薬の中でも”スイッチOTC”と呼ばれる医療用医薬品から市販薬にシフトしたお薬も多く発売されるようになっています。また、病院で処方される医療用医薬品でも、新たな薬が登場しています。適切な治療でつらい季節を乗り切りましょう!花粉が飛び始めるより前から治療をはじめた方が効果的です。

【十勝の主な花粉の種類と時期】

3月中旬~ハンノキ(河原に生えてる樹木)⇒4月中旬~シラカバ⇒6月中旬~イネ科⇒8月~9月ヨモギ(後半は雑草系が多い)

【アレルギー性鼻炎治療薬(薬物治療)】

mask_woman薬物療法は主に各症状に対する対症療法が中心になります。
 『くしゃみ、鼻漏びろう型』には、抗ヒスタミン薬と呼ばれるアレルギー物質のヒスタミンを抑える薬(ザジテン、セルテクト、ニポラジン、アレジオン、ジルテック、ザイザル、タリオン、アレグラ、アレロックなど)とステロイド点鼻薬が合わせて使用されることが多いですが、最終的には、ステロイド点鼻薬の効果の発現が一番重要となってきます。鼻づまり(鼻閉)には、Th2サイトカイン阻害そがい薬(アイピーディ)、ロイコトリエン拮抗きっこう薬(オノン)、ステロイド点鼻薬(リノコート、フルナーゼ、アラミスト、ナゾネックスなど)が効果的です。
※ステロイド点鼻薬、ロイコトリエン拮抗薬の効果発現には1~2週間の期間が必要となるため、中止せずに継続して使用してください。拮抗きっこうでの使用はあまり効果がありません。

 

OTC(一般用医薬品:市販薬)

●主にスイッチOTC
飲み薬:アレグラ(フェキソフェナジン)、ジルテック(セチリジン)、アレジオン(エピナスチン)
点鼻 :アルデシン点鼻(ベクロメタゾン)、ザジテン点鼻(ケトチフェン)

●医療用医薬品
新薬:ディレグラ配合錠(アレグラ+プソイドエフェドリン)~鼻水、鼻づまりに効果あり。
薬以外にも、今年ウイルスをブロックする効果から注目された「二酸化塩素」もアレルゲンとなる
抗原(花粉)を不活化する効果があると言われており、冬だけでなく、春夏秋も注目の商品となる
かもしれません。
  

花粉症対策!

~小腸の免疫アップとヨーグルト~

food_yogurtいま、花粉症対策の1つとして、「乳酸菌」が注目されています。

花粉症のようなアレルギー症状は、人間の体内にある免疫が、ある特定の物質に対して、過剰に反応してしまうために、引き起こされてしまいます。免疫というのは、人間の体内の入ろうとする異物を排除するために備わっているもので、通常、ウイルスや細菌などを撃退する目的で活躍します。花粉症のアレルギー症状は、特定の花粉を吸いこむことで、体内で過剰に反応がおこります。 しかし、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸に到達することで、余計な細菌を退治してくれることがわかりました!

 

乳酸菌の働き

体の、アレルギーに大きく関係しているのが、Th1細胞とTh2細胞であり、この2つの細胞がバランスを崩してしまう(Th2の方に傾いてしまう)ことで、アレルゲンと反応する物質が多くつくられてしまいます。この傾きを、乳酸菌が防いでくれるのです。

 

乳酸菌は、主にヨーグルトに入っています。 乳酸菌の中でも、「Lー92株」「KW乳酸」「カゼイ シロタ株」「BB536」「BE80」といった株をもつものがおすすめです。

乳酸菌(ビフィズス菌も乳酸菌の1種)の栄養源となるオリゴ糖なども上手に活用することで、お腹の中から、花粉などのアレルギーをブロック出来ます。

 

 

おなかにやさしいレシピ

さつまいもとりんごのサラダ

材料一人分

さつまいも 40g
りんご

30g

オリゴ糖 小さじ1
ヨーグルト 30g
こしょう 少々

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作り方

  1. さつまいもは、乱切りにしてゆでます。

  2. りんごは、皮がついたまま、いちょう切りにします。

  3. ヨーグルトにオリゴ糖を混ぜます。
  4. ①と②を皿に盛り、③をかけ、お好 みでこしょうをかけて出来上がりです

さつまいもに含まれるポリフェノールにも、アレルギーを抑制する効果があります