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腎臓病に関するQ&A

腎臓病・腎不全の初期症状にはどんなものありますか?

腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、なかなか自覚症状が現れにくい臓器です。初期症状としては、「疲れやすい」「頭痛がする」「体がだるい」「むくむ」等がありますが、風邪の症状等とも似ており腎臓病とは気づきにくい病気です。

腎臓病のたんぱく制限はなぜ必要なのですか?

「糖質」「脂質」「たん白質」は三大栄養素と呼ばれています。糖質や脂質は体の中で燃焼すると水と二酸化炭素になり、腎臓から排泄されやすいのですが、たん白質は分解されると、7~8割は窒素を含んだ老廃物となり排泄する際に、腎臓に負担がかかってしまう為に制限します。ただし、最低限のたん白質は生命の維持に欠かせない為、全く肉や魚を食べなくていいと言う事にはなりません。個人差があるので主治医や栄養士に自分に必要なたん白質量を確認しておきましょう。

食事療法のコツ(たんぱく質を減らす等)や気を付ける点はありますか?

たんぱく質を多く含む食品には主に動物性食品があります。肉や魚の量を減らすとたんぱく質量は下がります。摂取量には個人差があるので病院で教えていただくと良いと思います。たんぱく質を控えると、エネルギーも下がってしまうので気をつけましょう。

腎臓病になったら水分の摂取量にも気をつけたほうがよいでしょうか?

水分に制限(透析をされている方等)がない場合は、水分を十分に摂るよう心がけましょう。むくみが出るのは、体内の水分バランスの崩れが原因なので、水分を控えたら治ると言うものではありません。

医師より水分制限を指示されました。どのような事に注意すれば良いですか? ウエットケアの商品ページへリンクします

塩分の多い食べ物や甘い物は、のどの渇きを引き起こすので気をつけましょう。食事はしかり噛み、唾液をたくさん出しましょう。又、口の中を潤すスプレーを利用するのも、ひとつの選択肢です。

 

減塩のコツや塩分の摂り方について教えて下さい?

減塩だしの素のぺージへリンクします香味野菜のイメージ 塩分を控えることは、とても重要な食事療法の一つです。塩分を減らすコツとしては
①一つのおかずはしっかり味付けし、あとは何もつけたり・かけたりしない様にしてみる。
②香辛料や酸味・香味野菜を上手に利用する。
③塩分量を減らしてある、減塩調味料等の食品を利用してみる。
 等があります。
塩分についてのページへリンクします

エネルギー摂取のコツや効率良くエネルギーを摂取する方法はありますか?

腎臓病の食事療法はエネルギーをしっかり確保する事が大切です。エネルギーを上げる食品としては、油・砂糖・でんぷん等があげられます。でんぷんは、炒め物や煮物の最後にあんとしてとじたりすればエネルギーアップになります。その他には、粉飴MCTパウダー等調整食品を利用する方法もあります。 粉飴の商品ページへリンクします MCTパウダーの商品ページへリンクします


腎臓病になったら、お酒やたばこは控えたほうが良いのでしょうか?

飲酒は少量をたまの楽しみにしましょう。アルコールは腎臓によくない炭酸の排出を妨げてしまいます。
喫煙は、腎臓病に進行を早めるリスクとされています。禁煙を心がけましょう。

たばこのイメージ
お酒のイメージ
 

食事制限をすると、必要な栄養を摂取する事が難しいのですが・・・

腎臓病の食事療法をしていると、たんぱく質やカリウム等の制限をする為、鉄分の不足カルシウムの不足食物繊維の不足が考えられます。これらを含む食品はたんぱく質も多く、摂取も容易ではないので、成分調整食品を利用して強化する方法もひとつです。 カルシウムせんべいの商品ページへリンクします 鉄強化ゼリーの商品ページへリンクします 食物繊維強化食品のページへリンクします


旅行先での食事はどうしたらよいでしょうか?

旅行先の宿泊地や外食等で食べる時は塩分やたんぱく質が気になります。3食を家以外で食べる必要がある場合は、ごはん(低たんぱく)レトルトのおかず等持参し、ホテルの方等にお願いしてみましょう。1食変えるだけでも蛋白質をかなり減らす事ができます。又塩分に関しても減塩の小袋入りの醤油ソースドレッシングを持ち歩くのもひとつの方法です。 低たん白越後のごはんのページへリンクします低たん白れとると食品 減塩ドレッシング


外食等でメニューを決める時のアドバイスや注意点をおしえて下さい?

食事療法を継続しているとストレスも溜まります。そのストレスをうまく緩和する為に、時には外食を利用することも大切です。月に2~3回程度の外食であれば、その時の指示栄養量から多少はずれても、他の日がきちんと守れていれば治療効果にさほど大きな影響を与えません。また、食事指示量に合わせて、1日の食事中で他の2食で調節したり、全部食べずに自分量に合わせて残す勇気も大切です。
しかし外食は塩分の多い料理が多いので、めん類のスープやみそ汁を残したり、減塩の小袋入りの醤油ソースで代用する等、塩分について注意しましょう。また、注文に対応してくれるお店ならば、薄味にしていただくようお願いしてみましょう。 減塩みそのページはリンクします 減塩しょうゆ


体調が悪く食欲が落ちあまり食べられません。どのようなものを摂れば良いですか?

体調の悪い時は、やわらかく消化の良い物を少しずつ食べる事が大切です。冷たい物やサッパリした味の料理は、口当たりがよく食べやすいようです。香辛料(カレー粉・わさび・唐辛子・しょうが等)・酢味(酢・梅干し・レモン・ゆず等)・だしのうま味等を献立に取り入れると食欲が増します。また、腎臓病患者様用に成分を調整した飲み物、リーナレンゼリー等で必要なエネルギーやビタミン類等を補充されるのものひとつの選択肢です。 高カロリーゼリー
高カロリードリンク


食事作りのストレスで、たまには好きな物を食べたいなぁと思ってしまいます。

単調になりがちな料理を長続きさせるコツは、家族と同じ食事の中からたんぱく質だけ減らしたりエネルギーだけ補う方法を考えてみましょう。調理のコツは、食品成分表を上手に利用して、お医者様に指示された範囲内で食べたいものを美味しく食べる工夫をすることです。まつもと薬局の「レシピ」の中にも工夫のヒントやコツ等を掲載してあります。ご利用下さい。

腎臓病・糖尿病・糖尿性腎症の食事制限の違いを教えて下さい。

簡単に言うと
【腎臓病】:高エネルギー・低たんぱく・減塩が基本になります。症状によっては、リン・カリウム等の制限も加わります。透析になると、たんぱく質は透析前よりも食べる事が出来ますが、カリウム・リン・水分の制限が必要になります。

【糖尿病】:バランスの良い食事と適切な量を食べる事により血糖をコントロールする。

【糖尿病性腎症】:腎臓病の食事療法を行いながら、血糖のコントロールもしていきます。血糖コントロールに見合ったエネルギー摂取・たん白質の制限・減塩にします。症状によってリン・カリウムを制限します。

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