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 学   習   会  

適 正 た ん ぱ く 質 量  食 事 療 法

  • たん白質は、三大栄養素の一つで、体にとってとても重要な働きをしています。 しかし、腎臓病ではたん白質の量が多くなると、腎臓に負担をかけてしまいます。
    原因は、腎臓の働きが衰えて、血液を濾過して老廃物を体外に排出する仕事がうまく出来なくなるからです。
  • 尿毒症の原因ともなる老廃物の主役は、たん白質中の代謝産物である窒素化合物 (尿素窒素クレアチニンなど) です。
    たん白質を取れば取るほど代謝産物は増え、腎臓のネフロンも負担を強いられて、破壊が更に進んでしまいます。
    たん白質は、腎臓がろ過できる量に減らすことが、いちばん肝心です。
    衰えた腎臓の機能に見合ったたん白質量を食べ、老廃物を体にためない事が重要なポイントになります。
  • 適正たん白質食事療法には、尿毒素の産生を軽減する効果やたんぱく制限による K(カリウム)やP (リン) の蓄積を抑制する効果があります。 
    健康な時には腎臓から 「 K(カリウム)は95% ・P(リン)は65%が排泄されます」 が、 腎臓に障害がある状態では、排泄障害のためにカリウム・リンが体内に蓄積し、これらの電解質濃度が上昇します。
  • 適正たん白質量食事療法は、体内の酸、アルカリのバランスにも良い効果があります。 
    人体では、酸は肺や腎臓から体外へ排泄されます。 
    肺からは二酸化炭素として、腎臓からはそれ以外の酸が排泄されます。
    腎臓からの酸排泄が不十分の時は、「 体内に酸が蓄積した状態 」 になります。

*たん白質制限を行った事により、すぐにも透析をしなければ成らない人が、低蛋白の維持によって、5〜6年も透析をしなくて済んだ場合もあります。

 

<   適 正 た ん ぱ く 質 療 法 の 効 果   >

(1)   尿毒素の産生を抑制する。

(2)   K(カリウム)の蓄積を抑制する。

(3)   P(リン)の蓄積を抑制する。

(4)   酸の産生を抑制する。

(5)   残存腎機能への過剰負担を軽くする。

 

≪     適 正 た ん ぱ く 質 量     ≫

* 一日何g位に制限したらよいかは、腎機能の状態や年齢のよって異なります。

* 担当のお医者さんからいただいた食事の指示を、守りましょう。

 

 〜・〜・〜 目  安  量 〜・〜・〜

クレアチニン・クリアランス 基礎体重当たりのたんぱく質量
70 〜 50 ml / 分           1.0 g /  kg
50 〜 30 ml / 分     0.8 〜 0.6 g /  kg
30 〜 10 ml / 分            0.5 g / kg前後

透析者は、透析中に失われるアミノ酸の補充、貧血の予防、体力を維持するために一定のたんぱく質が必要不可欠です。
 ( 週3回透析の場合、体重1kg 当たり 1〜1、2 g )

 

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